○行政書士過去問題集・法令○
第1問目
平成12年度
問 9 行政強制についての次の記述のうち、妥当なものはどれか。
1 無許可営業をしている者の不作為義務については、営業停止命令を出すことにより作為義務に変更すれば、行政代執行法に基づき代執行
をすることができる。
2 代執行などの行政上の強制執行と、行政罰はその目的を異にするから、同一の義務違反に対し、強制執行と行政罰を併用することは可能である。
3 即時強制は公権力の行使であるから、公定力を有し、私人は権限ある機関にその取消し・差止めを求める以外の方法で、これに抵抗す
ることはできない。
4 取消訴訟、国家賠償請求訴訟という公法的な救済制度は、法効果を有する行政処分に限定されるから、行政強制に関する救済制度は、
民法の不法行為法となる。
5 行政庁が私人に対し強制を加えるためには、事前に私人に対し作為義務を課していることが必要であり、目前急迫の障害に対処するの
は刑法上の正当業務行為である場合に限られる。
5
3
4
1
2
メニューへ
再挑戦