つけた瞬間シトラスが広がる、好感度満点のフレッシュフレグランス。ルチアーノソプラーニが贈る独唱シリーズ第一幕。トップはレモン、オレンジ、ベルガモット、バイオレットなどが織り成すシトラス・イントロダクション。ミドルはラベンダー、ローズ、ジャスミン、ナツメグ、カルダモンなどの柔らかなフローラル・ダンス。ラストはシダーウッド、オークモス、ムスク、アンバー、トンカビーンなどが形作るセンシュアル・タクト。

フローラル・ムスキー・ノートの淡くテンダリーな香調をメインに、エレガントでリッチな感性を持つ男女の魅力をナチュラルに引き出してくれそうなアイテムに仕上がっております。ベルガモット、ホワイトムスク、イランイランなどがソフトでしなやかなスウィートを香り立たせるトップから、ローズ・ド・メイ、ウォーター・ジャスミン、スズランなどがみずみずしくピュアなフローラル・ブーケを輝かせるミドルへ。ラストはアミリスウッド、サンダルウッド、ムスクなどが穏やかで深みのあるウッディー・スウィートを立ち昇らせ、ロマンティックでセダクティブな人間味とハートフルな感性をアピールしてくれそうです。

シングルノートにこだわった「フィオーリ」シリーズの一つで、本作はローズ、スズランと並んで三大香料として知られているジャスミンの単一香です。ホワイトフローラルの代表格であるジャスミンは、その甘くゴージャスな香りで古くから親しまれ、古代は媚薬として重宝されておりました。アロマ・エッセンスとしても最もポピュラーなものの一つで、心を沸き立たせ、気分を高揚させる効能があると言われております。意外とジャスミンの香りを体験する機会もありませんから、これを機に本物のジャスミン香に触れてみてはいかがでしょうか。

こちらはローズ、ジャスミンと合わせて三大香料と言われる「スズラン」の香りです。英名リリー・オブ・ザ・ヴァレイ、仏名ミュゲとしてもお馴染みのこの花は、フローラル・グリーンのフレッシュな香りが特徴で、ヨーロッパでは「スズランの日」を設けてお祝いをするなど、大変親しまれております。釣鐘型の白い小さな花が寄り添うようにいくつも咲き、見た目も大変可愛らしいスズランは、香りを抽出することがとても困難なことでも知られており、現在は合成香料がほとんどとなっております。