カンパーニュとは、フランス語で「田舎」の意。「田舎の水」という名の今作は、南フランス辺りの広大でのどかな田園をイメージさせるような、心安らぐシトラス・グリーンの逸品です。トップはベルガモットなどのシトラスとハーブ香。ミドルはトマトリーフなどのグリーン香と爽やかフローラル。ラストは穏やかにウッディ・ノートが香ります。何となくバカンス気分に浸れそうな香水です。休日使いになどにいかがでしょう。

「SOIR」とは「夕方」という意味で、ボン・ソワールのソワールですが、香りは夕方と言うよりは真昼間な感じのキリッとシャープなシトラス・スプレーの香調で、この系統ではオーソドックスな仕上がりになっております。マンダリンやグレープフルーツなどがヴィヴィッドなシトラス香をスパークさせるトップから、セリンガ（ゴムの木）、イランイラン、リリー・オブ・ザ・ヴァレイ、イリス、パチョリ、ペッパー、ジュニパー、クローブ、オークモス、シスタスなどがクラシカルなスパイシー・フローラルを奏でるミドルへ。ラストはムスクやアンバーなどがしっとりと穏やかなスウィートで身体を包み込み、ようやく夕方な感じのロマンティックな趣きを演出いたします。ラストのドライダウンが優雅な印象です。